今更だけどバイクで転倒した時の話を。

6年ほど前にバイクでこけて骨折をしたんだけど、その時の正確な情報が書かれてないことに気づいたので、今から思い出せるだけ思い出して書き留めておく。
その日は11月の天気の良い良い秋晴れの日。しばらく走りまわって、さーて家に帰ってバイクでも磨こう!と家に帰る途中の転倒。場所はゆるやかな右カーブで、左側には腰の高さくらいまでゴツゴツの石垣がカーブに沿ってあった。カーブ進入の時に、直前にあったマンホールで車体が大きく跳ねた。マンホールがへこんでる感じで跳ねやすかった。そこから体勢を戻すもすでにカーブに進入して石垣が迫っててどうしようも無かったから急ブレーキするも間に合わず、石垣に斜めから突っ込んだ。バイクは100kgも無い小さいバイクなんだけど、スクーターと違ってちゃんとまたがるタイプだった。左足をバイクと石垣に挟まれて、そのままゴリゴリっと潰しながら進んで、最後は吹っ飛んだ。後頭部をガツンと打ったけどヘルメットのお陰で無傷だった。吹っ飛ばされてから痛みで声が出ずにうめいてたと思う。ひどい痛みで声が出なかったのか、体を強く打って声が出なかったのか分からないけど。とりあえず立たなきゃと思うんだけれど足の激痛で立てない。でも頭の中は何故か道路に横たわってるバイクをどうにかしなきゃってことでいっぱいだった(どうやらバイク乗りはコケたらまずバイクを起こすらしい…)。この時すでに左足の指が親指から中指まで三本折れてたので、右足に体重をかけて左足のかかとをバランス取るだけに使って何とか立った。バイクを起こすのは時間がかかったけど、左足のかかとと右足を使って起こした。バイクが軽くて良かったと思う。とりあえずバイクを路肩に移動させた。その時になってようやく車が通った。見通しが悪い道路だったので、轢かれなくて良かったなぁと思った。現場から家まではそんなに離れてないし、ほとんど車が通らない裏道で帰れるのを知ってたから何とか自力で帰ろうと思った。とりあえずエンジンをかけようとするも、これがまた一苦労。まず、ギアをNに入れる必要があった。ギアは4速に入ってたので、左足の踵を軸に右足でちょちょっと踏むだけでNまで下がった。問題はエンジン始動。セルなんて無いからキックなのだ。左足の踵に体重をかけて、右足で一気にキックペダルを踏むという動作がつらいつらい。それに転んだ影響なのか分からないけどエンジンが中々かからない。足も痛むので休憩しつつ20回くらいキックした。あと5回やってかからなかったら諦めようと思ったところでかかってくれた。1速に入れて何とかバイクにまたがり、左ウインカーを出したまま走りだしたのだけれど、あまりにも遅い。低速過ぎて安定しない上にエンジンの振動が足にガンガン来て痛い。その時は指の骨が折れてるなんて分からなかったから、一瞬の痛みと思って左足の甲を使って2速に上げた。死ぬほど痛かった。2速なら発進出来るし安定する速度くらいは出るからね…。かなり時間をかけて帰宅して、家の玄関に座り込んだ。もうこの時は痛みと腫れが酷かったはず。玄関で親から貰った鎮痛剤を飲んでそのまま病院に連れてってもらった。病院までの道のりが長い上に体が寒い&震えてくる。後から考えてみると骨折の典型的な症状だったのね。
そして病院でレントゲンを撮り、骨折が確定しましたとさ。きれいに折れてたので固定するだけで良いだろうとのこと。だいたい1ヶ月くらいで歩けるようになりました。2週間くらいはギプスでした。それから2年くらいは天気の悪い日なんかに痛んだりしてました。事故とか転倒の時ってやけに覚えてるって言うけど、やっぱりちゃんと覚えてるもんだね。
そんなこんなで、そろそろ免許の更新時期です。次からゴールドです。更新面倒だなぁ…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です