昨日は天気が良かったので、バイクのガソリンを入れに行ったついでに軽く家の近辺を走らせてました。家から歩いていける範囲に唯一の個人経営の小さな居酒屋があるんですが、そこをゆっくり走ってたら(時速10km/hに満たないくらい)、中からおばちゃんが「どうしたん？」って声をかけてきたんですね。これと言って用事も無かったし前々から気になってた店だったのでメニューを見させていただくことにしました。
店に入ったら、そのおばちゃん包丁で指を切って血をだらだら垂らしてるんです。本人笑ってたけど洒落にならないくらいボタボタ垂れてて、しかも老眼らしくバンソウコウもろくに貼れない状態で、代わりにバンソウコウを巻いたんです。しばらくそのまま押さえてた方が良いですよと言ったんですが、これから宴会があるからその準備がどうたらこうたらっていうんで、自ら志願して手伝うことにしました。以前、居酒屋チェーン店のキッチンでバイトしてた時は出血＝帰れだったので、血を流しながら料理ってのがどうも受け付けなくて。
午後１時くらいから手伝いを始めて、５時から宴会開始でした。これで帰れるかなーと思ったら、おばちゃんが、「生ビールはこうやって作って…。はいやってみて。うん、それで大丈夫。じゃああと２つ作ったら奥のお客さんのところへ持って行って」ってな感じでそのまま流れでお客さんに料理出したりビールがんがん出したり皿洗いをしたりしてました。店の勝手が分からないので出来る範囲でやってました。
お客さんも酔ってきたせいか途中から厨房にも絡んできて、ビールでも飲みながらやりなよーとか言い出して、おばちゃんもバイト代！とか言って、生ビールを飲みながら仕事してました。驚きです。後片付けが終わった頃には１０時くらいになってました（その場で二次会だったので）。
後半になって店も落ち着いてきた頃には、休憩して食べていきなよーとおばちゃんとお客さんに勧められ、一緒に飲み食いしながら談笑してました。もちろん後片付けとか皿洗いとか仕事もしつつですけどね。
今まで厨房だけでしか働いたことが無かったのですが、お客さんと直接関わるのも楽しいですね。小さい店だからこそっていうのもあるとは思いますが良い経験をさせて頂きました。