システムエンジニアという仕事について父親向けに説明する

お久しぶりです。現在、諸事情により仕事が無い状態です。手も開いてることだし、父親がシステムエンジニア(以後SE)という仕事について理解出来てないようなので、記事を書いてみようと思いました。
あくまで自分の中の体験ベースなので、「俺はそんな仕事してないぞ」って方もいるかと思いますが、ご了承下さい。
まず、SEですが言葉の定義がとても広いです。プログラミング専門の人もいれば、ネットワーク専門、サーバ専門の人もいます。
それぞれプログラマとかネットワーク演じあとかサーバエンジニア等と分類することもあります。
私の場合は主にサーバ専門です(本当はネットワークも少しかじってます)
この業界は建築業界と同じで、元請け、二次請け、三次請けがほぼ常識となっております。聞いた話によると最大で5社も挟まってたなんてことも…。
元請けというのは大手企業になることが殆どです。日立、NEC、富士通などなどですね。そこから下請けの企業に仕事を流します。
受ける仕事は三次請けくらいが多いです。つまり二次請けの会社は人を横から横に流すだけで、儲けの差分を取ってるだけですね(ズルイ)。
SEの中でよく出てくる言葉が「現場」です。現場とは、作業をする場所のことを指します。
我々SEは所属する会社で働くことはほぼ無く、現場に行って仕事をします。
理由はいくつかあるのですが、大きな理由として「セキュリティ的な問題」があります。銀行さん等の金融系に多いのですが、セキュリティ対策が厳しいところがあります。
そうなると、作業をする場所も自社からインターネットを通してではなく、銀行で作業をして、セキュリティ対策をした方が効率が良くなります。
本当に厳しいところだと、携帯電話はロッカー保存でインターネット環境全く無しなどという現場もあると聞いたことがあります。
あと、インフラエンジニアだと実際にサーバやルータに配線をする必要があるので、現場に行く必要が出てきます。
次によく出てくる言葉が「案件」です。
これは大雑把に説明すると、「(例)1月から6月までサーバ保守っていう作業を○○円でやってね」というものです。
実際にはこの中に、最低稼働時間と最高稼働時間などが記載されています。稼働時間とは、月に実際に働く時間のことを示しています。
例えば通常の月であれば土日を除いた営業日が20日なので、8時間勤務として、20*8=160時間/月となります。
最低稼働時間は140時間~160時間が多く、最大は180時間程度が多いです。
我々SEは基本的にこの案件をもとに仕事をこなしていきます。この案件ですが、私はよく道路工事に例えます。
道路工事が行われる場所(現場)に行って、所定の作業(案件情報で指定された作業)を所定の期間行う。その現場の工事が終わったら次の工事現場(案件)を探す…の繰り返しです。
ですので、自社に所属している意識は薄く、自社内での繋がりも希薄です(自社で働いてる人の名前すら把握してないです)
この業界では現場が最優先なので、自社との繋がりは自然と薄くなります。
何が大事か。「資格」、「扱ったことのある機器やソフト」、「経験年数」です。これにより給与が決まると言っても過言じゃないくらいです。
新しい案件に入る際は必ず上位会社と面談を行うのですが、その際、上記内容に重きをおいて判断されます。
そしてこの「案件」というのは、どこの会社にいても同じような「案件」を振られます。
会社を問わず資格や経験年数さえ積んでれば案件はありますので、正直どこの会社に属してようがあまり関係無いのが実情です。
まとめ
今必要なのは仕事(案件)、長期的に必要なのは安定した収入(つまり正社員)。それを得るために必要なのが資格、経験年数となります。
上記のことを踏まえた上で就活を頑張りたいと思います。
以上です。

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