インフラエンジニアという仕事について

お久しぶりです。最近の休日はプールで泳いだりピアノ弾いたり、一人で都内を散策したりで、相変わらず孤独な?生活を送っています。
仕事ですが、インフラエンジニアとして某携帯キャリアのクラウドサービスに関わっています。
今日は、「インフラエンジニアって何だ?」というところを噛み砕いて説明します。(かなり噛み砕くので、単語の意味が適切でない箇所もありますが、ご了承ください。)
インフラエンジニアは大まかに、サーバ系とネットワーク系に分かれています。どちらも100%を学ぼうとすると、時間的に無理なんですね。
精神科医が心臓手術をしないのと同じです。インフラエンジニアも、分野によって特化されています。
■インフラエンジニアって何をしているのか?(サーバ編)
サーバにソフトウェアのインストールや、設定をします。代表的なサーバを説明します。
・Webサーバ
 ブラウザで見る時に出てくるやつです。このブログの表示もWebサーバが行っています。
・DBサーバ
 データを専用の形式で格納するサーバです。このブログの記事情報などはDBサーバに格納されています。
・ファイルサーバ
 色んなデータを格納出来るサーバです。DBサーバは専用の形式で保存をするのに対し、こちらは何でも突っ込めます。
 エクセル、動画、画像、なんでもOKです。
例えば、とある会社でITを導入する場合、会社のHPを作るのであればWebサーバが必要ですし、
このようなブログを使うのであればDBサーバが必要になります。また、仕事で使うエクセルなどを保存しておきたいのなら、ファイルサーバも必要になります。
他にも色々なサーバがあるのですが、こういったサーバを作っています。
■インフラエンジニアって何をしているのか?(ネットワーク編)
ネットワーク機器の設定を行います。
・ルータ
 インターネットに接続したり、拠点間(東京・大阪)などをネットワーク的に接続するための機器です。
・スイッチングハブ
 サーバとサーバを中継する役割を果たしています。自宅にある方もいると思います。サーバ・サーバ間だけでなく、家庭用のPC間でも使われます。
・ファイアウォール
 外部ネットワークと社内ネットワークの通信を許可したり遮断したりします。(外部→内部の場合は全てアクセス禁止で、内部→外部はTwitterを見れないようにするとか出来ます)
・ロードバランサ
 負荷分散装置です。Webサーバを例として、一つのWebサーバに対して、仮に1秒1万アクセスがあるとします。サーバは1万アクセスに耐えきれないので、サーバを2台、3台と増やします。
 その際に、ロードバランサを通すことによって、良い感じに負荷分散してくれます。
■求められる知識
・Linuxのシステムに関する知識全般、コマンド全般。シェルスクリプトを作成出来る程度のプログラミング力
・ネットワークに対する知識。場合によってはパケット単位でデータを見ることもあります(0と1の世界ですね)
※細かく説明すると本が10冊くらい出来ちゃうので、かなり割愛しています。
■お給料(年収)
だいたい経験年数によって比例します。また、あくまで僕の個人的な感覚です。「会社の常識は社会の非常識」という言葉もあるくらいなので、参考程度になればと思います。
また、僕は正社員ではなくフリーランスなので、そこは予めご留意頂ければと思います。
新卒・・・240万くらい
経験3年・・・300万くらい
経験5年・・・400万くらい
当然、作業内容によって変動はあります。手順書が既にあって、その通りに仕事をするだけなら安い傾向ですし、
お客さんと会話をしながら設計を進めて、かつ、部下に指示を出すレベルになると、そこそこ貰えるようです。
■残業について
多いです。毎日定時で帰れる空気感のある職場は、ありません。(運用は例外)
残業したら罰金くらいにすればいいのに。本当、どうしようもないです。
技術力云々より、勤務態度が重視される傾向にあるので、遅刻は許されませんし、遅くまで残ってるのが偉い雰囲気が漂っていることが多々あります。
IT後進国ですね。
以上、生々しい話を含め、インフラエンジニアというお仕事についてでした。