情報処理安全確保支援士(H29春)を受けてきた結果、落ちた

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場所の申請:埼玉県
試験会場:芝浦工業大学 大宮キャンパス(最寄り駅は東大宮駅)
勉強量:
応用情報技術者試験ドットコム・・・770問
情報処理安全確保支援士ドットコム ・・・453問
IPAの過去問・・・午前午後含めて3年分くらい
事前知識:
・CCNP程度のネットワーク知識
・基本的なLinux操作等
・インフラエンジニアとしての業務経験 4~5年(途中休んでた時期を除く)
結果:
解答した内容
午前Ⅰ 17/30
午前Ⅱ 22/25
午前Ⅰが18問に達してなかったので不合格が確定しました。
所感:
午前Iと午後Iに自信が無く、落ちてる可能性が濃厚です。午前Iの計算問題は全くできなかったし、午後Iに出てきたSAMLについては試験で初めて知った用語でした。
午前I,IIは過去問からの出題が多く、6割程度は過去問と全く同じ問題(選択肢まで同じ)でした。
午前IIは8割ほど取れたと思います。計算問題が無い上に過去問からそのまま出題されるため、過去問をやっていれば解ける問題ばかりでした。
午後IIの2問目を選択して解きましたが、過去に出題されたものとかなり似たような構成・展開でした。出題傾向がつかめるため、午後問の過去問を解くことも大事だと思いました。
過去問を解いてて思ったのが、「内部メールサーバ」と「外部メールサーバ」と「DNS」は午後問でほぼ確実に出題される傾向があることです。そのため、重点的に勉強しました。
今回の試験でも上記3つは漏れなく出題されました。SMTP-AUTHやコンテンツサーバとキャッシュサーバ、DNSSECなどのメール・DNSに関わるセキュリティ用語は確実に抑える必要があると感じました。
余談:
午前I開始時には8割くらいの受験率だったのですが、科目を重ねるにつれて人が減っていき(途中退室)、4科目終わる頃には3割程度になっていました。思っていたより減ったので、びっくりしました。
追記:
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午前Iは通ってました。よっしゃー次から午前Iが免除されるぜ。

荻野先生の話 「Win-Win」


代ゼミ講師 荻野暢也先生のお話です。
この動画は恐らく講義を無断で録音したものと思われますが、Win-Winの話がとても素晴らしく、消えてしまうには勿体なさ過ぎるお話でしたので文章に起こしました。
数学講師としてだけでなく、人生の講師とも言えるくらい立派な考え方をお持ちで、尊敬しています。
高校生の時に荻野先生の講義を受けたかったです。

人と人との関係には4つの結果がある。あなたが勝ち、相手が負ける。あなたが負けて相手が勝つ。二人とも負け。そして二人とも勝ちである。
多くの人間は相手が負けることが自分が勝つことであり、相手が勝つことが自分が負けることだって、多くの場合、思うことがありますよね。
だけど、勝者と言うのは二人いても構わないわけです。巷で見てると、人と人が競う時、多くの結果ってのはだいたい二人とも負け、ですよね。
本人たちはWin-Loseだと思ってる。Winが勝つ、Loseが負ける、だと思ってるんですが、大抵の場合、Lose-Loseの人間関係ですよね。
正々堂々と立ち向かえば二人とも向上するのに、裏で卑劣なことをして足を引っ張って、結局二人とも自滅してしまう様を、俺は何度も身近で見たことがありますね。
例え、その瞬間では確かに勝者と敗者がいるかもしれない。一番と二番がいるかもしれない。だけども、正々堂々立ち向かって競ったなら、その二番手の人も実は勝ってるんですよ。
ぜひ君たちはWin-Winを目指すような人間になってください。正々堂々と人と人とを競う。自分だけではなく、相手も勝つように人と接する。
卑劣な事をして相手を蹴落とそうとしたり、それから、馴れ合いと言う名の思いやりも、これも結局はLose-Loseですね。
あのね、Win-Winって凄く難しいですよ。無償の奉仕とか言うお話とは全然違う次元の話だ。
自分も満足して相手も満足する。自分も向上して相手も満足する。こういうことが目指せるような人間にならなきゃ駄目だよ。
自分が勝つことよりも、むしろ相手が負けることを期待する人間になっちゃいけない。
初回の授業で言ったけど、例えば、この業界の講師でも、同じ教科の先生の足を引っ張って、何か悪口言って、「あいつの講習なんか取るな、こっち取れ」。
何でそんな事言うのかよく考えてくれ。いい年をして、30,40過ぎてもまだWin-Winっていう考え方が目覚めないんだよ。
お前はとにかく、今勉強についてこれてるか知らねーけど、今この教室にいることは確かなんだ。
今、俺の話を聞いてる。俺が間違えてないことを言ってることくらい分かってると思うんだ。
ぜひ、これを目指すような人間になってください。

計算が嫌いな人向けのサブネットマスク計算(編集途中)

【概要】
サブネットマスクの計算について解説してるサイトはたくさんありますが、0と1がいっぱい並んでて分かりにくいことが多いです。
そこで、自分なりに計算方法をまとめました。結論から言いますと、「256から引け」です。
実際の問題を解きながら解説するので、少しお時間を頂戴しますが、読みながら一緒に解いてみてください。
なお、この記事ではサブネットマスクの計算に重きを置いているため、用語の使用法が適切ではない場合があります。
各自ググるなり、自分なりに分かりやすい解釈を見つけて下さい。
【対象者】
・IPA主催 情報処理技術者試験の受験者
・ネットワークに関する知識が浅く、特にサブネットマスクの計算で苦戦している者
【この記事を読み終えるまでの時間】
30分から1時間程。
【用語】
オクテット…サブネットマスクを分割する単位。左から第一、第二、第三、第四まであります。
(例: 255.255.252.0 の第一オクテットは255、第二オクテットは255。第三オクテットは252、第四オクテットは0)
2の累乗…1,2,4,8,16,32,64,128,256
【お願い】
 ・面倒とは思いますが、紙とペンだけは準備してください。実際に書かないと全く理解出来ないと思います。
   ※IPAの試験にも計算用紙がありますので、同じ環境にする意味もあります。
 ・2の累乗は丸暗記が必要不可欠です。256まではそらで言えるようにしてください。(2の塁上は1,2,4,8,16,32,64,128,256です)
  風呂に入りながら、トイレにこもりながらでも何でも良いです。とにかく繰り返し暗唱して覚えてください。
置きが長くなりましたが、本題に入ります。
【問題】
————————————————————————————————–
IPアドレス 10.1.2.146, サブネットマスク 255.255.255.240のホストが属するサブネットワークはどれか。
ア: 10.1.2.132/26
イ: 10.1.2.132/28
ウ: 10.1.2.144/26
エ: 10.1.2.144/28
問39(基本情報技術者 平成21年秋季 午前)
————————————————————————————————–
まず、256からサブネットマスクの数字を引きます。ただし例外として255の数字があるオクテットは無視します。
今回の場合は第四オクテットの240を256から引きます。もう一度言います。256から引きます。
256 – 240 = 16
この16が出せれば勝ったようなもんです。
次に、計算用紙に0からひたすら16を足した数字を書いていきます。
016
32
48
64
80
96
112
128
144
…(省略)…
240
書けたら、下の行の数字から1を引いた数を右隣に書きます。
0,15
16,31
32,47
48,63
64,79
80,95
96,111
112,127
128,143
144,159
160,175
…(省略)…
240,255
お疲れ様でした。
左側の数字は「ネットワークアドレス」を、右側の数字は「ブロードキャストアドレス」を表しています。
そして左と右の数字の間が「ホストアドレス」になります。実際にPC等に設定可能なIPアドレスです。
今回の問題では、第四オクテットが132の場合(選択肢:ア,イ)と、144の場合(選択肢:ウ,エ)の2パターンがあります。
先ほど計算用紙に書いた数字を見ると、144がありますが、144はネットワークアドレスのため使用できません。
よって、選択肢:イとウは除外され、残る選択肢はアorイになります。
続きはまだ執筆中です…。